笑点・最終回 「イエスタデイ・ワンスモア」

知ってるかい? これから何にもない場所を目指すのさ。

心の中でそう呟いて楽太郎は貨物列車に乗り込んだのだった。
モカの手を取って。
貨物列車の中には皆がいた。
アウトローの小遊三、ガリ勉の歌丸、歌丸の彼女のヒトミ、野球部の山田、障害を持っているが世界一優しくて天使みたいな木久蔵、そしてモカ。
皆、なぜか微笑んでいた。

知ってるさ。そこにはきっとホントのことしかないんだ。

そして三ヶ月が過ぎた。

山奥にある廃墟の小学校。

そこで楽太郎たちは暮らしていた。
始めはよかった。しかしこの暮らしでフラストレーションがたまってきたのは確かだった。
山田は逃げ出し、歌丸は少しおかしくなったこともあった。
歌丸は銃口を小遊三に突きつけこう言った。
「ガイア論っていうのを知ってるかい? 地球が一つの生命体って考え方さ、僕には聞こえるんだ。地球の悲鳴がね!!」
そして小遊三の足は打ちぬかれた。
だけど、歌丸もヒトミの出産を気に立ち直った。

~中略~

楽太郎がテレビのプロデューサーと電話でしゃべっている。
「がっかりさせて悪いけど望みはいたってシンプルなんだ。あの銀行員はくそったれだけど、傷つけたことは償うつもりさ。自首したっていい。ただ、木久蔵を病院に入れるのは辞めて欲しいんだ。・・・・・・・・誰かと比べるのはやめてくれ。そいつはオレより偉くねぇし、オレもそいつより偉くねぇ、ってことさ。・・・・第一、他人に恩恵のない努力なんてちっとも偉くないんじゃねぇか。オレ達はテレビや車じゃねぇんだ。それでも他との性能を嫌でも比べられちまう。そんな視線にゃうんざりなんだ」

~中略~

護送車が崖から堕ちてしまい、車は横転して、中の扉が開かれていた。
「楽太郎、お前は逃げるんだ」
頭から血を流した歌丸が言う。
「何言ってんだおまえ?」
「楽太郎、小遊三の仇を・・・」
楽太郎はその言葉で思わず息を呑み、木久蔵の顔を見た。
木久蔵は鼻血を出しながら笑っていた。
そして楽太郎は逃げた。
走りながら楽太郎は思った。

”オレはいったいなんのために逃げるんだ? 一人で何ができるってんだ?”
しかし楽太郎の足は勝手に動き、倒れても、起き上がり逃げた。

”だけど、歌丸、小遊三の仇ってのはいったい誰なんだ?”

~中略~

指名手配の楽太郎が自らが通っていた高校の屋上に現れた。
ボロボロの服を着て、手には手錠をはめられて・・・・・。

続くかも。続かないかも。

いや、疲れてさ。”なんだか妙にハイな気分さ!”までやりたかったんだけどねぇ。明日早起きだし。

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